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水のコラム

台所の排水口はトラップがあると流れない?具体的な対策を解説

2022年04月29日 キッチンのトラブル


「キッチンの排水口、最近流れが悪いなあ」と感じることはありませんか。排水口のつまりを解消するためにも、「排水トラップがどのように成り立ちをしているか」を理解しておくことは大切です。

この記事では、排水トラップの仕組みや排水口の詰まりの解消法を詳しく紹介します。

排水トラップの仕組みと構造

排水口のすぐ下にある排水トラップ。曲がりくねった構造になっているため、つまりを起こした場合に真っ先に疑われる場所です。ではなぜ、このような構造になっているのでしょうか。

それは配管の曲がった部分に一定の水が溜まるようにするためです。この溜まった水が、下水から上がってくる嫌なにおいや害虫をしっかりせき止めます。

排水トラップの種類は、ワントラップ・Sトラップ・Pトラップの3つです。このうち、台所の排水口でよく見られるのがワントラップ。ワントラップは、排水管にお椀をかぶせて蓋をしたような形をしています。

お椀型の部分を外して簡単に掃除できますが、掃除していないとヘドロのようなヌメリを発生させます。Sトラップ・Pトラップは、排水トラップの曲がった部分の形状がそれぞれS字・P字になっているトラップです。これらは、排水口の小さいキッチンで使われることがあります。

これらは、もともと排水管自体が細い上、曲がりくねった構造なので、つまりが起きやすいといわれます。

台所の排水口が流れなくなるのはなぜ?

では、なぜキッチンの排水口は流れなくなるでしょうか。

■油汚れ
フライパンにこべり付いた油やお皿についた油は、排水口をつまらせる大きな要素となります。

シンク内で油脂のついた鍋や食器を洗うと、排水管内に油が付着し冷えて固まります。食べ物カスやゴミが付けばさらに大きな塊に。その結果、排水管を塞いでしまい流れなくなってしまうのです。

■食材カスやヌメリ
食材カスには、味噌カスのような小さいものから野菜の切れ端のようなものまで含まれます。

これら細かいカスは小さいゴミですが、蓄積されると大きくなって排水口を詰まらせてしまうのです。また、栄養分を含む汚水を排水口に流すときには、ヌメリを生じさせます。

ヌメリは、栄養分をエサにした雑菌が繁殖した状態。ピンクや白く濁ったヌメリとなって現れて、排水口内部を占めていきます。

■固形物
うっかり流してしまうことで、大きなトラブルを招くのが固形物のつまり。食事に使用した爪楊枝や割り箸、輪ゴムなどをうっかり排水口に落としてしまうと、排水口を詰まらせる原因になります。

固形物がキッチンシンク下の排水管まで流れてしまうと、大規模な工事が必要になることも。小さいものであっても流してしまわないように充分に注意してください。

■石鹸カス・洗剤カス
キッチンで皿洗いする際に洗剤を使いますが、その洗剤も排水口の流れを悪くする原因の1つになります。

排水口付近に、洗剤の泡が残っているのを見たことがあるのではないでしょうか。洗剤や石鹸で洗い流したとしても、すべてが水に溶けるわけではありません。

水に溶けきれなかった洗剤カス・石鹸カスは排水管内に残ってしまいます。油とくっついて、ねっとりした大きな汚れになることもあるのです。

■排水枡
家庭からの汚水に含まれるゴミを下水に流さないよう、家庭の排水管と公共の下水管には「排水枡」という設備を設置しています。

排水枡は汚れやゴミが沈む仕組みになっていて、ある程度ゴミが沈んだ下水だけが下水道に流れていきます。

しかし、排水枡が詰まってしまうと、下水が逆流して排水管が詰まってしまうこともあり得ます。その結果、排水口の流れを悪くしてしまうのです。

台所の排水口つまりを改善するには

では、台所の排水口つまりを解消するために何ができるでしょうか。

■パイプクリーナーを使用する
手軽に使用できるこの方法は、排水口内のヘドロやヌメリに効果的。これらを手早く除去して、悪臭を防げます。「流れが悪い」と感じたらすぐに使用してください。

定期的に使用して詰まりを予防していきましょう。

■ラバーカップを使用する
トイレのスッポンでもお馴染みのラバーカップ。

軽度な詰まりであれば、ラバーカップを使うことで解消できます。排水トラップを外した後に、シンクに水を溜めてください。次に、排水口に対してラバーカップを垂直に当て、押し込んでグッと引き上げます。

当てて押し込むという作業を何度か繰り返すと、詰まりが解消できます。ただし、重度の詰まりには効果がないので注意してください。

■ワイヤーブラシを使用する
S字トラップ部分など、排水管の奥で詰まりを起こしている場合にはワイヤーブラシが活用できます。

長いワイヤーの先にブラシが付いているため、奥の詰まりをかき出します。詰まっているところまで押し込んでクルクルとかき回しながら、削るように使用してください。

■高圧洗浄機を使用する
つまり予防のために定期清掃で使用されることが多い高圧洗浄機。プロの水道業者に依頼すると、普段掃除できない部分までしっかり掃除してくれるでしょう。

■重曹と酢を使用する
重曹と酢は、家にある身近なものなので一度試してみてはいかがでしょうか。

使用するのは、重曹100グラムとお酢50ml、40〜50度のお湯です。まず、排水口に重曹をかけて上からお酢をかけます。その後、30分〜1時間ほど時間を置いてお湯で流して完了です。

台所の排水口とトラップの関係

キッチンの排水口は非常に詰まりを起こしやすい場所です。「水を流しているので、汚れやゴミも流れ落ちているのではないか」と考えるかもしれませんが、そうでもありません。

台所の排水トラップは、封水と接しているため、水垢や汚れが付着しやすいのです。そのため、注意していないと排水トラップは徐々に汚れていきます。排水トラップを定期的にチェックしてトラブルを防いでいきましょう。

また、排水トラップの汚れを放置すると、排水管つまりを引き起こすことも。とくに水の通り道が狭くなっているワントラップ付近は、異物や食材が詰まってしまう傾向があります。

排水トラップに異物を引っ掛けることのないように、注意して洗浄するようしてください。また、調理の際に出る食材カスや油汚れを流さないよう、食器を洗う前に油を拭き取ったりゴミ受けカゴを設置するなど工夫しましょう。

カゴの目が粗ければ、隙間からゴミが流れてしまうこともあります。ゴミをしっかりキャッチする細かい目のものを使用するようにしてください。また、ゴミ受けを放置していると悪臭やカビの原因になります。頻繁に交換して掃除するようにしましょう。

まとめ

キッチンの排水口は、さまざまな汚れが流れていく場所です。注意していないと、つまりを引き起こしてしまうかもしれません。重曹とお酢を使えば、排水口つまりを簡単に解消できます。

あまりにも詰まりがひどい時は、高圧洗浄機を使用するのもおすすめです。普段取れない汚れがすっきり取れること間違いありません。日頃から排水口・トラップを清潔に保って、大きな詰まりを防いでいきましょう。

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