水のコラム
トイレからゴボゴボ音がする場合は排水管の異常が原因?解決法や予防法とあわせて解説
トイレからゴボゴボと音が聞こえる場合、トイレの排水管に問題があるかもしれません。
トイレの排水管異常を放置しておくと、悪化する恐れがあるため、速やかに対処する必要があります。
しかし、どう対処するべきかわからないという方も多いでしょう。
そこで、今回は、トイレの排水管のゴボゴボ音の原因や直す方法などを解説します。
トイレの排水管の音でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。
トイレからゴボゴボ音がするのは排水管が原因?
ゴボゴボ音がする原因は、排水管が原因の場合と排水管以外に原因がある場合の2パターンに分けられます。
排水管が原因の場合
排水管が原因の場合、以下の2つによりゴボゴボ音が発生していると考えられます。
- ●排水管のつまり
- ●排水管の圧力の変化
排水管のつまり
排水管のつまりは、以下のような状況で発生します。
- ●排水管に異物が入ったとき
- ●尿石が溜まったとき
- ●配管内で流れ出たものがくっついたとき
排水管内に入る異物として、よく挙げられるものは以下のとおりです。
- ●大量のトイレットペーパー
- ●水に溶けないティッシュ
- ●ボールペン
- ●スマートフォン
- ●ヘアゴム
また、過度に節水することで尿石が溜まってしまったり、キッチンから流されてきた油などがくっつくことでつまったりします。
排水管につまりが生じると、そこに空気が溜まり始めますが、空気が溜まった場所にトイレの水が流れると、配管内の空気がトイレの方へ押し出されてゴボゴボと音がするのです。
排水管の圧力の変化
排水管の圧力の変化は、2階以上で起こる現象です。
排水管内の圧力が変化し、誘引サイホン作用が働き、ゴボゴボ音が聞こえます。
また、排水管内に一気に水が流れ込むことで、空気も一緒に引っ張られてゴボゴボ音が発生することもあります。
排水管以外が原因の場合
ゴボゴボ音の発生する原因として、排水管以外に以下の2つの原因が考えられます。
- ●トイレのつまり
- ●大雨
トイレのつまり
トイレには、悪臭や虫の侵入を防ぐための排水トラップがあり、封水と呼ばれる水が溜まっています。
排水トラップはS字型に曲がっているため、異物が溜まりやすくなっているのです。
排水トラップに異物が挟まると、上手く水が流れなくなり、ゴボゴボと音がします。
大雨
台風やゲリラ豪雨などにより大雨が降った場合、下水管の汚水量が一時的に増えることで、空気も一緒に押し出されてゴボゴボと音がします。
この場合、天候が回復するとゴボゴボ音は自然と聞こえなくなります。
大量の雨が降った後にゴボゴボ音が聞こえ、天候が戻ってからゴボゴボ音がしなくなった場合は、大雨が原因だと考えて良いでしょう。
ゴボゴボ音の水位別解決方法
トイレのゴボゴボ音を直すには、トイレの封水の水位がどこにあるかによって原因と対処法が異なります。
トイレのゴボゴボ音を直す方法を便器内の水位が低い場合と水位が高い場合に分けて解説します。
自分の状況に合った方法を試してみましょう。
水位が低い場合
便器内の水位が通常よりも低い場合にゴボゴボ音が聞こえる場合は、トイレのつまり、排水管のつまり、排水管内の気圧変動が疑われます。
トイレのつまりの場合、トイレットペーパーや排泄物によるつまりは、スッポンを使用すれば改善できるでしょう。
トイレに流せない固形物が手の届かないところにつまった場合は、自分でなんとかしようとせず、修理業者に依頼するのがおすすめです。
自己サイホン、誘導サイホンが原因だと疑われる場合は、排水管の中が狭くなっている恐れがあります。
排水管のつまりを直すのは困難であるため、修理業者に依頼しましょう。
水位が高い場合
便器内の水位が通常よりも高い場合にゴボゴボ音が聞こえる場合は、トイレのつまりが疑われます。
トイレットペーパーや排泄物によるつまりは、スッポンを使って解消できます。
トイレに流せない固形物が手の届かないところにつまった場合は、修理業者に依頼しましょう。
スッポンを使うと、さらに奥に押し込んでしまう恐れもあるため、ご注意ください。
トイレのゴボゴボ音を予防する方法
トイレからゴボゴボ音を発生させないためには、日頃からトイレの使い方に気をつける必要があります。
トイレのゴボゴボ音を予防する方法としては、以下の5つが挙げられます。
- ●流してはいけないものを流さない
- ●間違った節水をしない
- ●定期的な清掃
- ●無駄なものを持ち込まない
- ●トイレットペーパーの使用量に気をつける
流してはいけないものを流さない
トイレに流してはいけないものを流さないように注意しましょう。
たとえば、嘔吐物やペットの糞、お尻拭きシート、ペットのトイレ用の砂、ティッシュなどが挙げられます。
ティッシュはトイレットペーパーと同じ用途で使用するのだから大丈夫だろうと考えられる方もいるかもしれません。
しかし、トイレットペーパーは水に溶けやすい成分で作られている一方で、ティッシュはトイレに流すことを前提として作られておらず、水には溶けません。
トイレにはトイレットペーパーと排泄物のみを流すようにしましょう。
間違った節水をしない
トイレのゴボゴボ音を予防するためには、間違った節水をしないことが重要です。
よくある間違った節水方法として、以下の3つが挙げられます。
- ●トイレタンクの中に物を入れてかさ増しする
- ●大と小を正しく使い分けない
- ●排泄後に毎回流さない
トイレタンクの中に水を満タンに入れたペットボトルや重しなどを入れてかさ増しする方法は、危険な節水方法と言えます。
トイレタンクには必要な水の量が給水されているため、かさ増しすると水が足りず、その分水圧が弱くなってしまうのです。
水圧が弱いと、排泄物やトイレットペーパーが上手く流れず、トイレや排水管が詰まる原因となります。
小便をした際に「大」で流すのは問題ありませんが、大便をしたにも関わらず、「小」で流すのは水圧が弱くて上手く排出されず、トイレや排水管をつまらせる原因となります。
「大」と「小」では流れる水の量が大きく異なるため、節水したい気持ちも地道に節水した金額よりもトイレや排水管のつまり修理費用の方が高くなってしまうと、せっかくの節水も無駄になってしまうでしょう。
また、排泄後に毎回流さないといった節水方法もトイレや排水管をつまらせる原因となるため、注意が必要です。
排泄物は時間が経つと固くなり、流さない分だけ一度に流すトイレットペーパーの量も多くなるため、上手く流れきらず、排水管につまってしまいます。
また、便器も汚れやすくなるため、衛生的にもよくありません。
定期的な清掃
トイレのゴボゴボ音を防ぐためには、定期的にトイレを掃除することが重要です。
トイレの掃除を怠ると、排泄物の汚れが排水管に蓄積され、その汚れにトイレットペーパーが付着してつまりの原因となります。
曜日を決めるなどして、定期的にトイレを掃除し、清潔に保ちましょう。
無駄なものを持ち込まない
トイレには無駄な物を持ち込まないようにしましょう。
たとえば、ポケット中にボールペンやスマートフォンを入れていた場合、便器に腰掛けた際に誤って落としてしまうかもしれません。
トイレに固形物が落ちた際には、封水面にあればすぐ取り上げられますが、排水管の中に入ってしまっては、自分で取ることは困難です。
無駄な物を持ち込まないようにすれば、誤って物を落とすこともなく、つまりの原因にもなりません。
トイレットペーパーの使用量に気をつける
時にはトイレットペーパーをたくさん使うこともあるかもしれませんが、一度に大量のトイレットペーパーを流してしまうとトイレがつまってしまう恐れがあります。
トイレットペーパーをたくさん使いたい場合には、こまめに水を流すことで、つまりを回避できます。
トイレのゴボゴボ音を放置するとどうなる?
トイレからゴボゴボ音がしていても、いつか直るだろうと放置してはいけません。
大雨によるゴボゴボ音の場合は自然と直るため、天候が回復するのを待ちます。
しかし、それ以外が原因で起こるトイレのゴボゴボ音を放置すると、以下の5つの症状があらわれる恐れがあるでしょう。
- ●つまりの発生
- ●トイレの封水切れ
- ●下水の逆流
- ●漏水被害
- ●排水管の破損
それぞれの症状を詳しく解説します。
つまりの発生
トイレのゴボゴボ音は、つまりの前兆とされています。
放置していると、トイレがつまり、やがてトイレの故障へとつながります。
トイレからゴボゴボ音がする段階で修理業者に依頼していれば修理費用はそれほど高くありませんが、トイレが故障した段階で修理業者に依頼すると修理費用も高くなってしまうため、異変に気付いた段階で修理業者に依頼するようにしましょう。
トイレの封水切れ
ゴボゴボ音を放置していると、トイレの封水がどんどん無くなり、次第に封水が全くない状態の封水切れが起こるかもしれません。
トイレの封水は下水臭や虫の侵入を防ぐ役割をになっています。
そのため、封水がなくなると、やがて下水臭が漂い、虫が侵入するなど、不衛生な状態になるでしょう。
下水の逆流
ゴボゴボ音を放置していると、下水が逆流する恐れがあります。
もし下水が逆流した場合、掃除が大変なことはもちろん、下水には多くの雑菌や汚物が含まれているため、悪臭もひどく、非常に不衛生です。
壁紙や家電などにも汚水がかかった場合には、交換するためにかなり高額な費用もかかるでしょう。
漏水被害
集合住宅に住んでいる場合やキッチンなどが2階以上にある戸建ての場合、ゴボゴボ音を放置していたことで水が溢れかえってしまうと、階下への漏水が起こるかもしれません。
共同住宅で漏水を起こすと、場合によっては多額の賠償金が発生するなど、トラブルになる恐れがあります。
また、共同住宅の場合はすべての部屋が同じ配管を使用しているため、どこか一箇所でも配管につまりが生じると、他の住人の部屋でもつまりが発生するなど、周囲にも迷惑をかける可能性も考えられます。
共同住宅に住んでいる場合は、異音が聞こえたら、すみやかに管理会社に連絡しましょう。
排水管の破損
トイレのゴボゴボ音を放置していると、排水管の中に流れた異物が排水管を傷つけ、破損させてしまう恐れがあります。
たとえば、トイレの中に固形物を落とし、つまりかけているのを放置した場合、便器や排水管を傷つけてしまうかもしれません。
また、自力で直そうとワイヤーブラシや針金ハンガーなどを使った場合も同様に、あまりむやみやたらに掻き出そうとすると、便器や排水管を傷つけることになり、破損させてしまう恐れがあります。
排水管が破損してしまうと、大掛かりな修理が必要になり、修理費用も高額になるため気をつけましょう。
まとめ
本記事では、トイレのゴボゴボ音が聞こえた場合の原因と対処法、予防策などを解説しました。
トイレのゴボゴボ音を放置すると、トイレのつまりの発生、トイレの封水切れ、下水の逆流、排水管の破損など緊急事態になりかねません。
また、集合住宅の場合には、自分や自分の部屋に被害があるだけでなく、他の住人にも迷惑をかけてしまう恐れがあります。
トイレからゴボゴボ音が聞こえたら、手遅れになる前に、修理業者に依頼しましょう。
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