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水のコラム

油を排水口に流すとどうなる?正しい捨て方や掃除方法を解説

2026年07月31日 2026年08月18日 キッチン

調理後の油を排水口へそのまま流すと、排水管内で冷えて固まり、つまりや悪臭、水の逆流などのトラブルを招きかねません。少量の油でも、毎日のように流し続けると排水管の内側に蓄積し、水の通り道を狭める原因となるでしょう。

油汚れによるつまりは、軽い段階であれば液体パイプクリーナーや重曹・クエン酸、40~50℃のお湯と食器用洗剤などで改善されるケースがあります。ただし、排水管の奥で固着している場合は、無理に作業を行うと悪化するおそれがあるため、注意が必要です。

この記事では、油を排水口に流すリスクや、油つまりの解消法、油の正しい処理方法について紹介します。

油を排水口に流すとどうなる?

油を排水口に流すと、排水管の内側に付着し、冷えて固まりやすくなります。そこへ食べカスや洗剤カス、ごみなどが絡むと、水の通り道が狭くなり、排水不良や悪臭につながります。これらを放置すると、水の流れが悪くなる、排水口からボコボコと音がする、逆流するなどの症状が出るでしょう。

シンクに水がたまる、排水口から異臭がする、排水が遅くなったと感じる場合は、油汚れによるつまりが進行している可能性があります。

排水が遅くなる

油を排水口に流し続けると、排水管の内側に油汚れが蓄積します。薄く付着する程度でも、時間の経過とともに厚みを増し、水の流れを妨げてしまうのです。

また、排水が遅くなると、食器洗いの最中にシンクへ水がたまりやすくなります。さらに、排水時に「ボコボコ」と音がする場合も、排水管内の通り道が狭くなり、空気が巻き込まれているサインです。

水が逆流する可能性がある

排水管内で油汚れが固まると、流した水の行き場がなくなり、排水口から水が逆流する可能性があります。逆流した水には油汚れや食べカス、雑菌が含まれる場合があるため、衛生面でも注意が必要です。

水が逆流すると、シンク内に汚水がたまるだけでなく、排水口周りやシンク下の部品に負担がかかります。なお、シンク下から水漏れしている場合は、接続部や排水トラップの不具合も疑われます。

もし、逆流が起きた時は、水を流し続けず、排水口の状態を確認してみてください。

悪臭や害虫の発生源になる

排水口に流れた油は、食べカスや水分と混ざることで雑菌が繁殖しやすい環境を作ります。油汚れが酸化したニオイや、腐敗した食べカスのニオイが混ざると、キッチン全体に悪臭が広がるのです。

また、排水口周りに油汚れやごみが残っていると、害虫の発生源になるおそれがあります。そのため、排水口やごみ受けのぬめり、シンク下の湿気、悪臭が気になる場合は、早めに掃除するとよいでしょう。

関連記事:排水口に油を流すのはNG!放置で起こる2つのトラブルと今すぐできる4つの対策

排水口に流してしまった油つまりを解消する方法

排水口に油を流してしまい、水の流れが悪くなった場合は、つまりの程度に合わせて対処します。軽い油汚れであれば、液体パイプクリーナーや重曹・クエン酸、ぬるま湯と食器用洗剤で改善されるケースがあります。

一方で、水がほとんど流れない、シンク下から水漏れしている、何度もつまりが再発する場合は、排水管の奥で油が固着している可能性があるため注意が必要です

パイプクリーナーを使用する

油汚れやぬめりが原因の軽いつまりには、液体パイプクリーナーを使用する方法があります。粘度のある液体タイプは排水管の壁面に密着し、油汚れやぬめりに成分が届きやすい点が特徴です。

使用する際は、製品に記載された使用量と放置時間を守りましょう。長時間放置すれば効果が高まるとは限らず、剥がれた汚れが排水管内で固まり、つまりが悪化する場合があるためです。

なお、塩素系の液体パイプクリーナーは、アンモニアと反応すると有毒なクロラミンを発生させる可能性があります。他の洗剤と混ぜず、使用後は水で十分に洗い流してください。

重曹・クエン酸を使用する

重曹とクエン酸は、水と反応させることで泡が立ちます。この泡によって、排水口周りの軽いぬめりや汚れを除去します。

具体的な手順は以下の通りです。

  • 手順① 排水口のふたやごみ受けを外す
  • 手順② 食べカスやごみを除去する
  • 手順③ 排水口に重曹を振りかける
  • 手順④ 重曹の半分程度のクエン酸を加える
  • 手順⑤ 40~50℃のぬるま湯を少しずつ注ぎ、泡立たせる
  • 手順⑥ 30分程度置いたあと、水で十分に洗い流す

この方法は、軽いつまりにのみ有効です。排水管の奥に固着した油汚れや、水に溶けない固形物が原因の場合には、十分改善されない可能性があります。

ぬるま湯と食器用洗剤を使用する

軽い油汚れには、40~50℃のぬるま湯と食器用洗剤を使用する方法もあります。油は温度が上がるとやわらかくなり、食器用洗剤を組み合わせることで油分を浮かせやすくします。

具体的な手順は以下の通りです。

  • 手順① 排水口のふたやごみ受けを外し、汚れを除去する
  • 手順② 食器用洗剤を排水口周りへ少量なじませる
  • 手順③ 40~50℃のぬるま湯を少しずつ流す
  • 手順④ 水の流れが改善したか確認する

ただし、熱湯は使用しないでください。排水管や排水トラップ、パッキンなどの部品を傷めるおそれがあります。また、水がほとんど流れない状態でぬるま湯を入れ続けると、シンクから水があふれる可能性もあるため注意しましょう。

ラバーカップ(スッポン)を使用する

ラバーカップ(スッポン)は、排水口に密着させて押し引きし、圧力の変化でつまりを動かす道具です。排水管内の浅い場所に油汚れやぬめりがある場合に、改善する可能性があります。

具体的な手順は以下の通りです。

  • 手順① 排水口のふたやごみ受けを外す
  • 手順② シンクにカップ部分が浸かる程度の水をためる
  • 手順③ ラバーカップ(スッポン)を排水口へ密着させる
  • 手順④ ゆっくり押し込み、勢いよく引く
  • 手順⑤ 数回繰り返し、水の流れを確認する

もし、固形物を落とした可能性がある場合は、ラバーカップを使用しないでください。圧力によって固形物が奥へ移動し、除去が難しくなる場合があります。

真空式パイプクリーナーを使用する

真空式パイプクリーナーは、ラバーカップよりも強い吸引力と圧力をかけられる道具です。排水口へカップ部分を密着させ、ハンドルを押し引きしてつまりの原因を動かします。

排水口や排水管の浅い位置で発生しているつまりに対して効果が期待できますが、強い力がかかるため、原因が分からない状態で繰り返し使用するのは避けましょう。

固形物や排水管の破損が疑われる場合は、真空式パイプクリーナーの使用を控え、水道修理業者へ相談してください。

ペットボトルを使用する

ラバーカップや真空式パイプクリーナーがない場合は、ペットボトルを使用して空気圧をかける方法があります。排水口の形状によっては密着しにくい場合がありますが、軽いつまりであれば改善されるでしょう。

具体的な手順は以下の通りです。

  • 手順① 排水口のふたやごみ受けを外す
  • 手順② ペットボトルの口を排水口に密着させる
  • 手順③ ペットボトルを押し、空気を送り込む
  • 手順④ 数回繰り返し、水の流れを確認する

なお、排水口にうまく密着しない場合は、無理に押し込まないでください。水が逆流する場合や水位が上がる場合は、作業を中止しましょう。

ワイヤーブラシ(ワイヤー式パイプクリーナー)を使用する

ワイヤーブラシ(ワイヤー式パイプクリーナー)は、排水管の奥に届かせて油汚れやぬめりを削るための道具です。しかし、ワイヤーブラシは排水管を傷つける可能性があります。

特に蛇腹ホースや古い排水管では、強く押し込むと破損や水漏れにつながるおそれがあります。抵抗が強い場合や、奥で引っかかる場合は、無理に作業を続けないでください。

また、排水管の材質や状態が分からない場合は、使用を控えたほうが無難です。

針金ハンガーを使用する

針金ハンガーを伸ばし、排水口の浅い位置にある汚れを動かす方法もあります。ただし、針金ハンガーは専用の道具ではないため、扱い方によっては排水管や排水トラップを傷つける可能性があります。

使用する場合は、先端を丸め、強く押し込まないようにしましょう。奥へ入れすぎると、針金が引っかかったり、部品を傷めてしまうおそれがあります。なお、固形物が原因のつまりや、排水管の奥のつまりには向いていません。

関連記事:シンクのつまりの解決策は?注意点もご紹介!

排水口を掃除する際に気をつけること

排水口を掃除する際は、洗剤の混用や熱湯、無理な器具の使用に注意が必要です。油汚れを早く落とそうとして洗浄力の強い方法を選ぶと、排水管や部品を傷め、水漏れにつながる場合があります。

まず、塩素系の液体パイプクリーナーは、酸性洗剤やクエン酸、酢などを併用すると危険です。複数の洗剤が混用すると有毒なガスが発生する恐れがあります。洗剤を切り替える場合は、必ず水で洗い流してから使用しましょう

つぎに、お湯を使用する場合は40~50℃にとどめましょう。熱湯は排水管やパッキン、樹脂製の排水トラップを傷めるおそれがあります。

また、ワイヤーブラシや針金ハンガーを使用する場合は、奥まで強く押し込まないでください。排水管を傷つけると、つまりだけでなく水漏れの原因になるのです。そのため、水がまったく流れない、悪臭・逆流を伴う場合は、無理に作業しないようにしましょう。

油の正しい処理方法

油は排水口へ流さず、自治体のルールに従って処分しましょう。当社ホームページでも、使用済み油を排水口へ流すと排水管のつまりや悪臭につながるため、新聞紙や紙パックに吸わせる、凝固剤で固めるなどの方法で処分することを案内しています。

なお、油の処理方法は、自治体によって異なる場合があります。処分前に可燃ごみとして出せるか、廃油回収に出すべきか確認しておくことが欠かせません。

詳しくはこちらのコラムページもご覧ください。
排水口に油を流すのはNG!放置で起こる2つのトラブルと今すぐできる4つの対策

廃油回収サービスを利用する

自治体や店舗によっては、使用済み油の回収サービスを実施しています。回収された油は、資源として再利用されることもあります。

廃油回収を利用する場合は、油を冷ましてから、指定された容器に入れて持ち込んでください。しかし、水や食べカスが混ざっていると回収できない場合があるため、回収条件を事前に確認しておきましょう。

新聞紙や紙パックに吸わせて処分する

少量の油であれば、新聞紙やキッチンペーパー、古布などに吸わせて処分する方法があります。牛乳パックや紙パックに新聞紙を詰め、冷ました油を吸わせると、漏れにくく処分しやすくなります。油を吸わせた紙や布は、自治体のルールに従って可燃ごみとして処分しましょう。

処分前には、袋や紙パックから油が漏れていないか確認することも肝心です。また、発熱や発火を防ぐために、油が熱い状態で入れないように注意しましょう。

ビニール袋に入れて可燃ごみとして処分する

新聞紙や古布に吸わせた油をビニール袋に入れ、可燃ごみとして処分する方法もあります。ビニール袋だけに油を入れると漏れる可能性があるため、必ず吸収材を入れてから処理してください。

なお、袋は二重にすると油漏れを防ぎやすくなります。ごみ出しまで時間がある場合は、ニオイが広がらないようしっかり口を結びましょう。

ただし、この方法も自治体によって扱いが異なる場合があるため、地域のごみ分別ルールを確認してみるとよいでしょう。

専用の凝固剤で固めてから捨てる

揚げ物後の油など、ある程度まとまった量の油を処分する場合は、専用の凝固剤を使用する方法があります。凝固剤を入れると油が固まり、可燃ごみとして処分しやすくなります。

使用する際は、製品に記載されている表示に従い、取り扱いましょう。油の温度や量によって必要な凝固剤の量が変わる場合があります。また、固まりきっていない状態で捨てると袋から漏れる可能性があるため、完全に固まってから処分してください。

排水口の油つまりを未然に防ぐ方法

油つまりを防ぐには、油を排水口へ流さないことが肝心です。日頃の調理や洗い物の際に少し意識するだけで、排水管内への油汚れの蓄積を減らせます。

排水口の油汚れは、流さない・お湯で残りを流す・定期的に掃除するという3つの対策が基本です。

油をそのまま流さない

揚げ油だけでなく、フライパンや鍋、食器に残った油も排水口へそのまま流さないでください。食器や調理器具に付着した油は、キッチンペーパーで拭き取ってから洗います。

少量の油でも、毎日流すと排水管内で蓄積されます。特に炒め物や揚げ物をよくする家庭では、排水口に油が流れ込みやすいため注意しましょう。なお、拭き取ったキッチンペーパーは排水口へ流さず、ごみとして処分してください。

洗い物が終わったあとに40~50℃のぬるま湯を流す

洗い物が終わったあとに40~50℃のぬるま湯を少し流すと、排水管内に残った油分をやわらかくし、蓄積を防ぎやすくなります。油汚れは冷えると固まりやすいため、食器洗いの最後にぬるま湯を流す習慣をつけるとよいでしょう

ただし、熱湯の使用は避けたほうが無難です。排水管や部品に負担がかかり、破損の原因になる場合があります。

定期的に掃除とメンテナンスを行う

排水口のごみ受けやふた、排水トラップは、定期的な掃除が欠かせません。食べカスやごみが残っていると、油汚れと絡み、つまりや悪臭の原因になります。

週に1回程度は排水口周りを掃除し、月に1回程度は液体パイプクリーナーなどで、排水管内のぬめりを予防してみてください。使用する際は、製品に記載されている使用量と放置時間を守り、水で十分に洗い流しましょう。

ただし、排水の流れが遅い、悪臭がする、排水口から水が逆流する場合は、掃除だけで改善しない可能性があります。自身で無理に作業を進めず、早めに水道修理業者へ相談してください。

排水口のトラブルにお困りならさんいん水道職人へ

油を排水口へ流すと、排水管内で冷えて固まり、水の流れを悪くします。そこへ食べカスやごみが絡むと、つまりや悪臭、水の逆流につながるおそれがあります。そのため、使用済み油は排水口へ流さず、新聞紙や紙パックに吸わせる、凝固剤で固める、廃油回収サービスを利用するなど、適切な方法で処分しましょう。

また、軽い油つまりであれば、液体パイプクリーナーや重曹・クエン酸、40~50℃のぬるま湯と食器用洗剤などで改善されるケースがあります。ただし、水がほとんど流れない、逆流する、悪臭が続く、ワイヤーブラシを使用しても改善しない場合は、排水管の奥でつまりが起きている可能性があります。

さんいん水道職人では、島根・鳥取県を中心とした山陰地方で排水口のつまりや水漏れ、キッチンの水回りトラブルに関する対応が可能です。排水口の油つまりや悪臭、水の逆流でお困りの際は、さんいん水道職人へお電話ください。365日24時間、お問い合わせを受け付けております。

※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。

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