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水のコラム

散水栓を立水栓に替えるメリットや選び方のコツを解説!

2022年09月09日 水回り

生活するうえで水は欠かせません。トイレやお風呂、調理や洗い物には必ずといっていいほど水を使うため、水回りの環境にも気に掛けたいと考えるでしょう。

一般家庭では散水栓が取り付けられていますが、散水栓は低い位置にあるため、使う度にしゃがむ必要があるなど不便さを感じやすいです。

立水栓に交換すると、これまで以上に使いやすくなったり、庭のデザインに合わせられたりなどたくさんのメリットがあります。

散水栓を立水栓に替えるメリット

散水栓から立水栓に替えるメリットはいくつかあります。現在、散水栓を使用しているなかでいくつかのストレスを抱えているのであれば、立水栓のメリットを押さえ、交換を検討しましょう。

立水栓のメリットは以下があります。

使いやすい
散水栓から立水栓に替えるメリットには、なんといっても使いやすさが挙げられます。これまで散水栓を使用していると、使う度にしゃがむ必要があるなど、煩わしさを感じていた方も少なくないでしょう。

立水栓は高い位置に設置できることから、立ったままで容易にガーデニングの水やりや洗車などができます。

お気に入りのデザインが見つかる
立水栓にはさまざまなデザインがあるのもメリットです。色や形を自由に選べるため、住宅や庭の雰囲気に合わせた立水栓を取り付けられます。

ひと味違う庭を楽しみたいと考える方にも、個性的な立水栓を見つけられる可能性があるためおすすめといえるでしょう。

虫などを寄せ付けない
散水栓の設置場所は地中です。コンクリートで囲っているケースが多いですが、虫が湧いてしまう特徴があります。しかし、立水栓であれば高い位置に設置できるため虫を寄せ付けません。

水漏れに気付きやすい
立水栓であれば水漏れに気付きやすいメリットもあります。水漏れは水道代が上がる原因となるため、いち早く気付きたいトラブルの一つです。早期発見できて、すぐに対処できるのも立水栓のメリットです。

立水栓選びのポイント

立水栓を選ぶには、以下4つのポイントに沿って選ぶのが望ましいでしょう。

• 日頃の使い方から選ぶ
• 水栓柱の位置で選ぶ
• 蛇口の用途で選ぶ
• 庭との統一感で選ぶ

日頃の使い方から選ぶ
立水栓選びで重要なことは、これまでの使い方によるストレスや不満を解消できるかどうかです。散水栓だったときに感じていたストレスや不満を、立水栓への交換によって解消できるかを考慮する必要があります。

立水栓交換では、以下3つを軸にして考慮しましょう。

・水栓柱の位置で選ぶ
水栓柱には900mmタイプと1,200mmの2タイプあります。日頃の家事を快適にしたい場合は1,200mmの高い位置に水受けが設置されたタイプを選びましょう。

・蛇口の用途で選ぶ
立水栓の蛇口はホースを取り付けて使えるタイプと、ホースを取り付けられないタイプがあります。ホースを使って洗車や水やりをしたい場合は、蛇口にホースが取り付けられるタイプであるか確認しましょう。

また、蛇口のタイプにはシャワーヘッドタイプもあります。900mmタイプであれば、水受けも低い位置にあるため動物の体を洗うときに便利です。

・水受けの深さ
水受けの深さは、これまでの散水栓で感じていたストレスや不満を振り返りながら選びましょう。もっと高い位置で洗い物したい場合は高い位置に水受けが付いた1,200mmタイプ、ペットの体を洗うときがある場合は900mmで大きい水受けが付いたものを選びましょう。

庭との統一感で選ぶ
立水栓にはさまざまなデザインがあります。そのため、好みだけで選んでしまうと、庭や住宅とのデザインに統一感がなく、どこか違和感のある庭になってしまいます。

そうならないためにも、まずは庭・住宅のデザインを考えながら、統一感を得られる立水栓を選びましょう。

・古風な立水栓にしたい
老舗旅館を感じさせる古風なものに庭を仕上げたいときは、和のテイストを取り入れた立水栓を選びましょう。代表的なもので若竹や唐竹、陶器や石で作られたタイプなどがあります。

そばに化粧砂利や苔などを置くと、より老舗旅館らしくなり、夏の暑い日はつい涼みに行きたくなるような庭に仕上がります。

・おしゃれな立水栓にしたい
庭の雰囲気をよりおしゃれにしたいのなら、ビタミンカラーやメッキなどを使ったものトーンタイプなどを取り入れるのもよいでしょう。

アンティーク調やタイルで囲われた異国の公園を感じさせる立水栓もあるため、洋の雰囲気に包まれた庭に仕上げたい方にもおすすめです。

立水栓に交換する手順

散水栓から立水栓に交換する手順について説明します。一般的には以下の流れで進めます。

1. 止水栓を閉める
2. 散水ボックス、散水栓を周囲のパイプに傷が付かないよう取り外す
3. 必要の長さに応じて給水管からパイプをつなぎ立水栓を接続する
4. 立水栓を設置する
5. 動作確認の実施

散水ボックスがコンクリートなどで囲っている場合は別途削る作業が必要になり、また立水栓設置に伴って既存の場所から移動させたい場合も工事しなければなりません。工事費用については以下で解説します。

立水栓に交換する際の費用相場

散水栓から立水栓に交換する際の費用相場は、一般的に20,000円〜80,000円ほどです。しかし、立水栓の交換に伴いより使いやすい場所へ移動して設置する場合は、パイプを延長する必要があるため、費用相場よりも高くなることを視野に入れておきましょう。

立水栓交換にともなう費用の内訳は以下が基準です。

• 立水栓本体の価格
• 工事費用
• 基本料金

業者によって見積もり費や自宅までの出張費、その他諸経費などを基本料金に含めることもあるようです。具体的な金額を把握しておきたい場合は、あらかじめ最寄りの水道業者を複数ピックアップし、それぞれに概算の金額を問い合わせるとよいでしょう。

また、見積もりすることでより細かい金額を把握できます。業者によっては無料で出張見積もりを受け付けていることもあります。あらかじめ具体的な金額を把握したい場合や費用を安く抑えたいときは、出張無料見積もりしてくれる業者を選びましょう。

立水栓全体を交換する場合の費用相場
立水栓交換に伴い、その周囲全体を交換する場合は、20,000円~100,000円前後です。ただし、立水栓によっては100,000円を超えてしまうケースもあります。とくに、コンセントが付属しているタイプであれば、100,000万円を超えることがほとんどです。とはいえ、デザインにこだわらず使いやすさ重視で選ぶのであれば、シンプルな形状となるため最小限の価格に抑えられます。

まとめ

散水栓から立水栓に交換する費用相場は20,000円~80,000円ほどです。なお立水栓のデザインや、既存の場所から移動させる場合は100,000円以上掛かります。

水道業者によって基本料金や立水栓本体の料金が異なるため、より細かい金額を把握しておきたい場合は、複数の業者に見積もりしてもらいましょう。

今では立水栓のバリエーションも幅広く、住宅や庭の設備やテイストに合わせられるようになりました。コンクリートで囲われた散水栓だと重厚感を感じるため、おしゃれとはかけ離れた印象を持ちやすいです。

そんなときは立水栓に交換して住宅のデザインと合わせたり、一風変わったデザインに仕上げたりしてお気に入りの庭にするのもおすすめです。

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