水のコラム
トイレの床の張り替え費用は?安く抑えるポイントを解説

床を張り替えるだけでも、トイレの印象は大きく変わります。
トイレの床で使用されている素材は、フローリングやクッションフロア、タイルなどがありますが、それらをリフォームして張り替えるとするとどれくらいの費用がかかるのでしょうか。費用によって、リフォームを実施するかどうかも変わります。
今回は、床材の種類や特徴、リフォームにかかる費用の相場や張り替える際に気を付けるべきポイントについて紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
トイレの床の張り替えにかかる費用の目安
トイレの床の張り替え費用は、床材の種類や施工面積、既存の床の傷み具合によって変わります。特に、便器を取り外す工事や下地の補修が必要な場合は、床材を張る作業とは別に費用が加わります。
そのため、床材ごとの金額だけで判断せず、お見積もりに含まれる作業と材料の範囲を確認しましょう。
床材別の張り替え費用相場
トイレの床材には、クッションフロア、フロアタイル、フローリング、タイルなどがあります。一般的な張り替え工事の価格帯の上限と下限から中間値を計算すると、クッションフロアは30,000円程度、フロアタイルは40,000円程度、フローリングは70,000円程度、タイルは85,000円程度です(令和8年10月時点)。
これらは床材代などを含むことがある工事費用の参考値で、作業費だけの金額ではありません。実際の費用は既存床の撤去や便器の脱着、下地の状態によって変動し、現地確認後のお見積もりで確定します。なお、床材が安価でも追加工事があれば総額は増えるため、金額の内訳を比較してみてください。
費用に含まれる主な項目
床の張り替えのお見積もりには、床材と接着剤などの材料代、古い床材を剥がす作業費、新しい床材を施工する作業費、廃材の処分費などが含まれます。便器を取り外して施工する場合は、脱着や給排水の接続確認にかかる費用も確認対象です。
また、床下の木材が傷んでいれば、下地の補修や交換が別途必要になることがあります。お見積もりには「床工事一式」とだけ記載される場合もあるため、工事範囲を具体的に質問することが肝心です。
さらに、便器を設置したまま施工するかどうかも仕上がりと金額に関わります。便器を外す場合は、設置し直した後の水漏れチェックが作業に含まれるかも確認しておきましょう。
トイレの床の張り替え費用を安く抑える3つの方法
費用を抑えるには、価格だけでなく、手入れのしやすさや今後の使用年数も考えたいところです。比較的安価なクッションフロアを選び、複数の会社からお見積もりを取る方法もあります。
また、便器の交換や壁紙の張り替えと工事時期を合わせると、作業の重複を減らせる場合があります。値引き額だけに注目せず、必要な工事がお見積もりに含まれているか比較することも、後からの出費を抑えるポイントです。
クッションフロアを選ぶ
クッションフロアは、塩化ビニール製のシート状の床材で、ほかの床材と比べて材料代や施工の負担を抑えやすいのが特徴です。耐水性があり、汚れを拭き取りやすいことも、トイレの床素材に向いてる理由の一つです。
また、木目調やタイル調などの柄が豊富で、床の質感を変えて室内の雰囲気を整えたい場合にも適しています。ただし、表面が傷ついたり、長期間の使用で変色したりすることもあります。価格だけで選ばず、防汚性能や表面の耐久性も確認してください。
床や壁のリフォームをまとめて依頼する
床と壁紙を別々の時期に張り替えると、その都度、養生や作業の準備が必要になることがあります。どちらも劣化している場合は、まとめて施工の依頼をするのが無難です。
たとえば、便器の交換と同時なら、便器を取り外した状態で床を施工できることもあります。ただし、セット工事だから必ず安くなるわけではありません。
お見積もりでは一緒に施工した場合と個別に依頼した場合の内容を比較し、不要な工事まで増やさないようにしましょう。
複数の業者からお見積もりを取る
同じ床材を選んでも、リフォーム会社によって作業範囲や材料の調達方法、処分費の扱いなどが異なります。そのため、複数の会社に同じ施工条件を伝えてお見積もりを依頼し、金額と内容を見比べてみてください。
また、便器の脱着費や下地補修費が含まれているか、追加費用が発生する条件は何かを確認することも欠かせません。安さだけで決めず、床材の品番、保証、工期、施工後の対応なども比較すると、依頼先を選びやすくなります。
トイレに使われる4種類の床材と特徴
トイレの床材には、クッションフロアやフローリング、タイルなどがあり、耐水性や掃除のしやすさは種類によって異なります。さらに、タイル状の樹脂製床材であるフロアタイルも選択肢の一つです。
なお、見た目が似ていても継ぎ目や水への強さは異なるため、トイレに適した仕様か確認しましょう。
クッションフロアは耐水性があり費用を抑えやすい
クッションフロアは柔らかさのある塩化ビニール製の床材で、耐水性があり、汚れを拭き取りやすい点が特徴です。さらに、木目調やタイル調などの柄があり、価格を抑えながらデザインを選ぶこともできます。
一方、家具を引きずった時の傷や、経年によるへこみ・変色に気をつけましょう。シートの端から水が入り込むと下地を傷めるおそれもあるため、施工時は継ぎ目や壁際の納まりを確認してみてください。
フロアタイル
フロアタイルは、硬めの塩化ビニール製の板を並べて施工する床材です。石目調や木目調の柄があり、クッションフロアより表面が硬く、傷が付きにくい製品もあります。また、製品の厚みや下地の状態によって施工方法が異なり、既存の床との段差が生じる場合もあるため、事前の確認が必要です。
見た目の質感を重視するなら、防水性や掃除のしやすさも含めて比較してみてください。
フローリングは木の風合いが魅力
フローリングは、天然木や木質系の材料を使用した床材で、廊下やほかの部屋とデザインを合わせやすい特徴があります。また、表面に薄い木材を貼った複合フローリングや、特殊な加工を施した製品もあり、落ち着いた雰囲気を演出しやすい床材です。
ただし、一般的な木質床材は水分や尿の染み込みで変色や膨張が起こる場合があります。トイレの床に採用する際は、耐水性やアンモニアへの耐性を備えた製品を検討しましょう。なお、板の継ぎ目に汚れがたまらないよう、日頃の掃除と水分の拭き取りも欠かせません。
タイルは耐水性と耐久性に優れている
タイルは、耐水性と耐久性に優れ、石や陶器のような質感を楽しめる床材です。また、色柄が豊富で高級感を出しやすい一方、施工費用が高くなりやすい点も特徴です。
ただし、表面の質感によっては濡れた足元が滑りやすく、冬場は冷たさを感じる場合があります。目地に汚れが付着すると掃除の手間も増えるため、滑りにくい仕上げや目地材の選び方が肝心です。
トイレの床の張り替え方の種類
トイレの床を新しくする方法には、古い床材を剥がす「張り替え」と、既存の床に新しい材料を重ねる「重ね張り」があります。どちらが適しているかは、床材の種類や下地の状態、便器周りの形状によって変わります。費用だけで決めず、腐食や水漏れの有無も確認してから工法を選びましょう。
張り替え
張り替えは、既存の床材を剥がして下地を確認し、新しい床材を施工する方法です。古い接着剤や傷んだ部分を確認しながら作業できるため、床材が剥がれている場合や水漏れの跡がある場合に適しています。
なお、張り替えには撤去と処分の作業が必要で、重ね張りより費用や工期が増えることもあります。便器を取り外すかどうかは施工方法によるため、お見積もりの段階で確認してみてください。
重ね張り
重ね張りは、既存の床材を残したまま、その上から新しい床材を施工する方法です。既存床の撤去量を減らせるため、状態によっては施工期間や処分費を抑えられます。
一方、元の床に浮きや腐食がある場合は、上から覆う方法は不向きです。床全体の高さが上がることで、扉の開閉や便器の設置部、廊下との段差に影響するおそれがあります。
重ね張りが可能かどうかは、下地の健全性と仕上がりの高さを確認したうえで判断しましょう。
トイレの床を張り替えたほうがよいタイミング
トイレの床は、単に古くなっただけでなく、汚れの染み込みや床材の剥がれ、下地の傷みがある場合にも張り替えを検討します。特に、足元が沈む、水漏れが続くといった変化は、表面以外に問題がある可能性を示します。
また、気になる症状があっても、原因を調べずに床材だけを張り替えるのは避けてください。
汚れや変色が落ちなくなった
トイレの床は、尿はねや洗剤の飛び散り、湿気などで汚れが残りやすい場所です。掃除しても変色やニオイが取れず、床材の表面に染み込んでいる場合は、張り替えを考える目安になります。
また、床材の継ぎ目や便器の周りに汚れが残りやすくなると、毎日の掃除も負担になりがちです。ただし、便器周囲の黒ずみや変色が水漏れによるものなら、張り替えだけでは改善されません。床の状態を確認し、水分がたまる原因がないか調べてから施工しましょう。
床材が浮いたり剥がれたりしている
床材が浮く、端から剥がれるといった状態は、接着剤の劣化や下地の変化などが原因で生じる場合があります。剥がれた部分から水分が入り込むと、下地が傷む可能性もあります。
そのため、めくれた端を踏んだり引っ張ったりせず、どの範囲まで浮いているかを確認してください。一部だけなら補修で済む場合もありますが、広い範囲で浮きがある時は張り替えを検討しましょう。
床がベコベコする・沈む
床を踏んだ時にベコベコした感触がある、足元が沈むといった場合は、床材の下にある合板や木材が傷んでいる可能性があります。表面を張り替えるだけでは、沈み込みの改善は見込めません。
また、便器の周囲が沈む場合は、床の固定状態や水漏れの影響も確認対象です。安全のため、傷んだ場所を何度も踏んで確かめず、施工会社に下地の状態を見てもらいましょう。必要に応じて、床材の交換と下地の補修を一緒に検討してください。
便器周辺に水漏れや腐食がある
便器の根元や給水管の周囲に水がたまる場合は、床材の張り替えより先に水漏れの原因を確認します。便器と排水管の接続部や給水管、タンクなど、複数の箇所で水漏れが発生する可能性があるためです。
一方、床の変色や柔らかさが目立つ場合は、長期間の水漏れによって下地が腐食しているおそれもあります。水が広がっている時は、可能な範囲で止水して使用を控えてください。
関連記事:トイレの水漏れ発生!原因別の対処法・どこに連絡すべき?
トイレの床はDIYで張り替えられる?
クッションフロアなどは材料を購入して自身で施工する方法もありますが、便器周りは形状が複雑なため、正確な採寸や切り込みが欠かせません。特に、床材の端にすき間が残ると水分が入り込み、下地を傷める原因になります。
また、既存床の下に腐食や水漏れがある場合は、表面だけ張り替えても改善しません。便器や給排水管の取り外しを伴う作業は、接続不良や水漏れのリスクもあります。そのため、DIYを検討する際は、便器の脱着が不要で、下地に傷みがないことを確認してください。
賃貸住宅では、施工内容にかかわらず管理会社や大家の許可が必要になる場合があります。自身で判断できない箇所がある場合は無理に施工を進めず、リフォーム会社などへ相談しましょう。
トイレの床を張り替える際に確認したい3つの注意点
トイレの床を張り替える際は、床材の厚みや水漏れの有無、住まいが賃貸かどうかを確認します。特に、床の高さが変わると扉の開閉に影響する可能性があるため、施工前の採寸が欠かせません。
また、見た目を整えるだけでなく、工事後に水回りの設備を安全に使用できる状態かも確認しておきましょう。
床材の厚みによる段差や扉への影響を確認する
既存の床とは異なる種類の床材へ変更すると、材料の厚みや施工方法によって床の高さが変わる場合があります。特に、重ね張りでは高さが増えるため、ドアの下部が床に当たらないかを確認してください。
また、トイレと廊下の境目に段差が生じると、つまずきやすくなるおそれがあります。便器の固定部や収納扉との位置関係も変わる場合があるため、施工前に仕上がりの高さを確認しましょう。必要なら見切り材などで境目を整える方法も検討してみてください。
水漏れがある場合は原因を修理してから張り替える
床が濡れる原因が便器や給水管の水漏れなら、先にその原因を修理する必要があります。水漏れを残したまま新しい床材を張っても、再び床が濡れ、接着剤や下地を傷めるおそれがあるためです。
また、便器の周囲が濡れていても、どこから水が出ているか外側だけで判断できない場合があります。水が出る場所とタイミングを確認し、原因が分からなければ水道修理業者へ相談しましょう。
賃貸では管理会社や大家へ事前に確認する
賃貸住宅で床材を張り替えたい場合は、工事を依頼する前に管理会社や大家へ確認してください。床材や便器は建物の設備に関係するため、無断で変更すると原状回復や費用負担を巡る問題につながるおそれがあるためです。
また、経年劣化や設備の水漏れによる傷みなら、契約内容や原因によって修理の手配方法が変わる場合があります。傷んだ場所の写真を残し、どこまで工事してよいか、費用を誰が負担するかを確認しましょう。許可を得る際は、使用する床材や施工方法も伝えておくと安心です。
トイレの交換と床の張り替えを同時に行うメリット
便器の交換を予定している場合は、床材の張り替えも同時に検討すると、仕上がりを整えやすくなります。便器の形が変わると古い床の設置跡が見えることもあり、あとから床材を替えると再度の作業が避けられません。
そのため、交換する便器の寸法と床材の状態を確認し、必要な工事をまとめて計画しましょう。
古い便器の設置跡をきれいにできる
古い便器を撤去すると、便器の底面に沿った変色や床材の跡が残っている場合があります。新しい便器の底面が小さい場合は、隠れていた跡が見えやすい状態です。
そこで、便器の交換時に床材も張り替えれば、設置跡を残さず室内の印象を整えやすくなります。壁紙や収納との色合わせも同時に考えれば、床だけが浮いて見えるのを避けられます。ただし、床下の傷みがあれば補修を優先し、見た目だけで工事内容を決めないようにしてください。
便器を外した状態で施工できる
便器を外した状態なら、便器の周囲を細かく切り欠く必要が少なく、床材を一面に施工しやすくなります。便器の根元に古い床材が残らず、設置後の仕上がりも整えやすい方法です。
また、便器の下に隠れていた床や排水管の接続部分の状態を確認する機会にもなります。ただし、便器の脱着や排水接続には注意が必要で、施工後は水漏れがないか確認しなければなりません。
交換する便器の位置や床材の厚みを事前に調べ、工事の順番を相談しましょう。
工事の二度手間を防げる
便器の交換と床の張り替えを別々の日程で行うと、養生や工事の準備が重複したり、便器を再び取り外したりする場合があります。同時に施工できれば、作業の重複を減らし、トイレを使用できない期間もまとめやすくなります。
ただし、床の下地補修が必要なら、工期が延びる可能性もある点に注意してください。事前に施工会社へ床の状態を伝え、便器の交換費用と床工事の費用を分けてお見積もりを確認しましょう。工事中にほかのトイレを使用できるかも、合わせて考えておくと安心につながります。
関連記事:トイレの化粧ケイカル板とは?水まわりに適した壁材の特徴と注意点
トイレの水漏れやつまりはさんいん水道職人へご相談ください
トイレの床を張り替える際は、床材の価格だけでなく、耐水性や掃除のしやすさ、既存の床の傷み具合まで確認することが肝心です。また、便器の周囲に水漏れがある場合は、床を新しくする前に水道修理業者へ修理の依頼をしましょう。
さんいん水道職人では、島根県・鳥取県を中心にトイレの水漏れやつまり、便器の交換など、水回りのトラブルについてご相談を承っております。お問い合わせは365日24時間受け付けており、現地で状況を確認したうえで作業内容とお見積もりをご提示します。
※本記事でご紹介している方法は、一般的な対処法の例です。
作業を行う際は、ご自身の状況や設備を確認のうえ、無理のない範囲で行ってください。
記事内容を参考に作業を行った結果生じた不具合やトラブルについては、当社では責任を負いかねます。
少しでも不安がある場合や、作業に自信がない場合は、無理をせず専門業者へ相談することをおすすめします。
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