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お風呂の保温機能と追い炊き機能のコストの違いについて解説!

2022年01月24日 お風呂のトラブル


最近の浴室にはさまざまな機能が備わり、とても便利です。とくに便利な機能として、保温機能と追い炊き機能が挙げられます。いつでも温かいバスタブにつかれるので、とても嬉しい機能ですよね。

しかし、この2つの機能は何が異なるのでしょうか。意外と知らないという方も多いでしょう。また、どちらの使用がコスト削減するのでしょうか。

本記事ではお風呂の保温機能と追い炊き機能それぞれの特徴やコストの違い、後付けの可否について解説するとともに、お風呂のガス代節約術もご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

お風呂の保温機能と追い炊き機能それぞれの特徴

浴室の保温機能と追い炊き機能は、いつでも温かいお湯につかれる優れた機能です。しかし、保温機能と追い炊き機能は具体的にどう違うのでしょうか。それぞれの特徴を紹介します。

まず「保温機能」です。保温機能は自動で追い炊きをしてくれる機能です。設定している温度を保つように自動で追い炊きしてくれます。

そして「追い炊き機能」は、スイッチを操作することでお湯を温められる機能です。

保温機能、追い炊き機能いずれも、給湯器によってお湯を温めるメカニズムは異なります。ガス給湯器での追い炊きは、お湯を取り込んでお湯を温めなおしてバスタブに戻すというメカニズムです。

一方、電気給湯器は、熱交換器を使った追い炊きになります。熱交換器の中にある管にお湯を取り込み、熱交換器の熱によってそのお湯を温め、バスタブに戻されるメカニズムです。

バスタブのお湯は沸かしてすぐに入るのであれば温める必要性はありませんよね。しかし、長風呂のときや次の人が入浴するまでに間が空いてしまう場合は、これらの機能が活躍します。

お湯を追加して温めているわけではないので、水道代は追加でかかることはありません。保温機能、追い炊き機能のデメリットとしては、お湯を使い回しているため、入浴する人数が多いと衛生面が気になってしまうかもしれません。

お風呂の保温機能と追い炊き機能のコストの違い

保温機能と追い炊き機能はバスタブのお湯を温めるという目的は一緒ですが、役目を発揮するタイミングが異なります。どちらがコスト削減につながるのでしょうか?

結論からいうと、次の入浴まで時間が空いてしまうのであれば「追い炊き機能」の方がコストを抑えられるでしょう。

追い炊き機能は温度差があればあるほど、追い炊きにガスや電気を消費します。そのためコストがかかりやすいのではないかと思われがちです。

しかし、入浴する人がいない時間が空けばあくほど「保温機能」のコストがかかってしまいます。人が入浴していなくてもずっと追い炊きを繰り返してしまうからです。そうなると1度の追い炊きよりもガス代が高くなりかねません。

次の入浴までにだいぶ時間が空いてしまうなときは、保温機能を切って入浴するときに追い炊きをした方がコストを抑えられます。

反対に、一人暮らしや短時間で家族の入浴が済むような家庭では保温機能の方がコスト面で適しています。保温機能は設定温度が下がると追い炊きを始めます。温度差があまりない中での追い炊きなので、追い炊きに使用するガスは少量で済みます。その時々と家族の状況を見極めて、保温気温と追い炊き機能を上手に使い分けるとよいでしょう。

機能面以外のお風呂のガス代節約術

機能に頼らない保温対策をすることで、機能の使用頻度が下がってガス代の節約にもつながります。ガス代節約術は以下の通りです。

・バスタブに蓋をする
・内蓋をする
・入浴を短時間する

■バスタブに蓋をする
まず「バスタブに蓋をする」節約術です。蓋をしておくことで湯気が逃げるのを防ぎ、保温効果があります。バスタブの蓋は組み合わせ蓋、シャッター蓋、折りたたみ蓋があります。

それぞれ簡単に特徴をお伝えすると、組み合わせ蓋は保温効果抜群でお手入れもしやすい蓋です。シャッター蓋は昔ながらの蓋で、高齢者や子どもにも扱いやすいです。折りたたみ蓋はリーズナブルなので手に取りやすい蓋です。

バスタブの蓋はホームセンターでも手軽に手に入ります。ぜひ検討してみましょう。バスタブの蓋は湯気を浴室内に逃がさないことにより、湿気を抑えるのにも効果的です。

■内蓋をする
バスタブの蓋と内蓋の合わせ技でさらなる保温効果が期待できます。内蓋とはバスタブの蓋下に敷く保温シートです。アルミで作られたものが多く、遠赤外線を反射し、外に熱が逃げにくくなる代物で、主にホームセンターなどで手に入れることができます。

これらのアイテムを活用することで、機能が備わっているバスタブでは節約が見込め、保温機能や追い炊き機能が備わっていないバスタブでも温かいバスタブを持続させることができます。

ちなみに保温機能、追い炊き機能が備わっていないバスタブにおすすめのアイテムは「保温ヒーター」です。これは浴槽のお湯の中に加熱ヒーターを入れてお湯を温めるアイテムで、浴室に保温・追い炊き機能を付けたいけどコスト面で渋っている方や、付ける予定がない方も温かいお湯を長く楽しめます。

なお「入浴を短時間にする」は入浴時間を短くすることで、お湯を温める時間も短くなるため、節約につながるというシンプルな考えです。どうしても節約したいのであれば、このような方法もあります。

保温・追い炊き機能付き給湯器は後付けできる?

冬の寒い日はとくに保温、追い炊き機能が重宝します。現在浴室に保温、追い炊き機能が付いていないという場合も、後付けが可能です。機能が付いた給湯器への交換ができます。

しかし、給湯器の取り付けだけではなく、配管工事が必要になります。そうなるとバスタブごと交換となり、大規模な工事が必要になります。給湯器取り付けの標準工事費用は次の通りです。

・ガス風呂給湯器:約3万6,000円
・ガス給湯器:約3万円
・高温水供給式タイプ:約3万3,000円
・エコジョーズ:約3万9,000円

給湯器業者は1社に絞らず複数の業者を検討しましょう。保温機能、追い炊き機能の付いていない浴室にこれらの機能を付ける場合には、上記の表純工事費用に加えて別途工事費用が必要です。数社見積を請求して比較検討してください。

給湯器の種類の豊富さや即日の工事が可能か否か、アフターフォローがあるか否かなどを考慮し、安心して任せられる業者を選びましょう。大がかりな工事をするので工事保証が充実していればなお安心です。

事後にトラブルが発生しても無償で保証してくれるのかについても確認しておきましょう。また料金設定もあいまいではなく、明確にわかりやすく提示している会社は信用できます。

大がかりな工事が必要ですが、保温機能、追い炊き機能は後付けが可能です。これらの機能が備わるだけで家族の入浴時間を気にせずにお風呂を沸かすことができますし、常に希望の温度で入浴できます。ぜひこの素敵な機能を取り入れてみてください。

まとめ

お風呂の保温機能と追い炊き機能の特徴、コストの違いやガス代節約術などを紹介しました。

保温機能と追い炊き機能は基本的に仕組みとお湯を温めるという目的は同じです。しかし、時と場合で使い分けることで無駄なコストをかけずに使用できます。

加えて、バスタブのお湯を保温できるアイテムも活用すれば、さらに電気代やガス代のコストを抑えられます。家族が多い家庭であれば次の入浴までに間が空いてしまうことは充分考えられますよね。機能とアイテムを上手く活用し、快適なバスタイムを過ごしましょう。

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