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水のコラム

台所の排水口から水が流れない!?トラブル解決法と予防についてまとめました!

2022年03月05日 キッチンのトラブル


排水口から水が流れていかないと、その中に水が溜まってしまい、故障やニオイの温床になります。

水が流れにくいトラブルを防ぐには、あらかじめキッチンを使用する時にいくつか気をつけなければならない点があります。

今回は、排水口から水が流れない時に、その原因や解決法、そして今後起こらないようにするための予防方法をご紹介します。

台所の排水トラップの流れが悪くなってしまう原因とは?

水の流れが悪くなった時に、一番原因として疑われる場所が排水トラップです。流れが悪くなって、逆流すると不衛生になってしまいます。

その流れが悪くなることについて、いくつか原因が挙げられます。

まず1つ目は、油が詰まっているということです。食器やフライパンに大量の油が残っていた場合に、その油が排水溝に流れることにより引き起こす症状です。

2つ目は、生ゴミが流れ出てしまうことで詰まりを引き起こすケースです。野菜を切ったり、フルーツの皮を剥いた時に流れてしまうことが多く、液体ではないことから、比較的早いタイミングで詰まりを引き起こします。

さらに食べ物のみならず、爪楊枝や小さいスポンジが誤って流れてしまうことで、詰まりが発生することも考えられます。爪楊枝やフォークなどの鋭利なものは、排水口そのものを傷つけてしまう恐れがあるので気をつけましょう。

このように、油汚れだけではなく、キッチン周辺に置いてあるものが原因になることがあるので、物を減らしたり、使わないものはしまっておくなどして、普段の使い方を見直す必要があります。

台所の排水トラップの種類ごとの特徴

台所の排水トラップはさまざまな形をしています。

お椀型やS字、P字という形状の排水トラップがありますが、どの形状でも、ニオイや害虫などから守るために、常に一定の水が排水トラップの中に溜まっています。

一般的な形状として、お椀の形状をした排水トラップがあります。面積が広く、自分で手入れを行うことができるのが特徴で、キレイに保つことができます。しかし、その反面に水を受ける面積も大きいので、汚れが溜まりやすいのも特徴です。

定期的に掃除していても、固形物が引っかかり流れが悪くなる恐れがあるため、注意が必要です。S字やP字の形状をした排水トラップですが、排水管が細い特徴があります。

シンク下に位置するにあたって、面積をあまり取らないため、空間を広く使用できます。しかし、細い構造で曲がりくねった構造であることから、詰まりを起こしやすいのが難点です。

それに、手入れが難しく、専用の道具が必要になる場合があります。キッチンだけでなく、トイレやバスルームの排水と最終的には連結します。そのため、原因はキッチンだけであるとは限らないことがあります。

それぞれの形状で、異なった特徴があるということを覚えておきましょう。

台所の排水口から水が流れないときの解消法

排水口から水が流れずに焦ってしまうこともありますが、家庭にあるもので簡単に解消できる方法もあります。

■お湯とタオルを利用した方法
1つ目は、お湯とタオルを使用した方法です。排水トラップを外し、タオルを排水口の穴に詰め込みます。詰め込みすぎてしまうと、引き抜けなくなってしまう恐れがあるので、半分から3分の1程度は残しておきましょう。

その上から、50℃から60℃くらいのお湯を、半分程度シンクに張っていきます。お湯を張り終わったら、タオルを引き抜き流していきます。しかしそれでも大幅な改善がみられない場合には、専用のパイプクリーナーを使用するとよいでしょう。

この方法の特徴は、なんといっても手軽で、漬け置きする必要がなく待ち時間を短縮できることです。軽度の詰まりなら、これでも充分効果が期待できます。

■ペットボトルを使う方法
2つ目は、ペットボトルを使う方法です。排水トラップを外し、排水口とペットボトルの飲み口を合わせます。その状態で、ペットボトルを押し潰しながら空気を送ります。これを数回繰り返すことによって、空気圧により徐々に管内の通りがよくなります。

ポイントは、隙間がないようにペットボトルの飲み口を密着させることです。空気が漏れてしまうと、どれだけ力を加えても空気が逃げてしまうため、押し当てたまま行いましょう。

■専用パイプクリーナー
3つ目は、専用のパイプクリーナーを使った方法です。パイプクリーナーを用意する必要がありますが、穴にパイプクリーナーを流し込み、30分程放置するだけで効果を発揮するので、用意さえすればいつでも簡単に解消できます。

タオルのやり方だと、使用したタオルはそのまま処分されるため、継続的に使うのであれば、パイプクリーナーの方が、ランニングコストは高い傾向にあります。

パイプクリーナーの種類は、液体からジェルタイプ、粘度の高いものまでさまざまなタイプがありますが、粘りが強いクリーナーの方が、徐々に浸透していき汚れを絡めとるため、高い効果が期待できます。

■ラバーカップ
4つ目は、ラバーカップや真空式のパイプクリーナーを使った方法です。ラバーカップはトイレで使用されるイメージが強いですが、空気の力を利用して流す意味合いでは、キッチンでも詰まりにも効果があります。

使用方法はトイレでの使用と変わりはなく、排水口に押し当てて一気に引き上げます。類似商品として真空式のパイプクリーナーもあります。目にする機会は多くありませんが、

ラバーカップをそのまま小さくしたような見た目が特徴で、使用方法もあまり変わりがなく、レバーを使って押し当てたり、引き上げたりを繰り返します。一般的なラバーカップよりも力を必要としないので扱いやすいのがメリットです。

台所の排水口の流れが悪くなる前にやっておきたい予防策

排水口のトラブルを未然に防ぐには、日頃から予防していくことが大切です。油をよく使用する家庭ではとくに注意しましょう。まず、洗い物をする際に、なるべく流す油を少なくさせるようにするということです。

食器やフライパンについた油を洗う前に、キッチンペーパーや新聞紙で拭き取ることで、洗い流す油を少なく抑えられます。油は時間が経てば、冷えて固まってしまいます。固まってしまうと、手入れがより大変になってしまうので、液体であるうちにできる予防はやっておきたいところです。

もちろん油だけではなく、固形物が原因で水の流れが悪くなるケースがあります。よって生ゴミを処分する場所を決め、流れ出ないように注意しましょう。とくに、少量の食べ残しはついそのまま流してしまいがちなので、注意しなければなりません。

初めから設置してある生ゴミを受け取るカゴのサイズにも注目です。生ゴミを受け取るカゴの網目によっては、大きすぎてゴミがカゴを貫通して、そのまま流れ出てしまうこともあるので、取り替えを検討するとよいでしょう。

まとめ

排水口の水が流れないと、逆流したり、滞留することでニオイを発生させたりと不衛生な環境になりかねません。排水口の水の流れを改善する方法は数多くありますが、まずは、未然に防ぐための予防策を早くから行っておくことが先決です。

油やゴミが流れてしまうのが日常化してしまうと、いざ流れが悪くなってしまった時の対処が大変です。最悪の場合、パーツが壊れてしまい交換費用が発生してしまうリスクもあるので気をつけましょう。普段の生活での使い方を見直して、排水口を管理していくことが大切です。

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