水のコラム
トイレの換気扇、自分で交換できる?業者に依頼する場合の費用相場は
トイレの換気扇が故障した際に「自分で交換できる?」「業者に依頼した場合の費用が気になる」「原因は?」とトイレの換気扇トラブルへの対処法に困っている人も多くいるのではないでしょうか。
換気扇は一見自分でも交換できそうに思うかもしれませんが、実は簡単ではありません。今回は、換気扇を自分で交換できるかと、業者へ依頼した場合の費用についてご紹介します。
トイレの換気扇トラブルでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
トイレの換気扇は自分で交換できる?
トイレの換気扇の交換は
・既存のものと同じ型に交換する
・型を変更して交換する
・位置を変更して交換する
の3種類の交換方法があります。
換気扇のタイプによって配線が出ているなどの場合、電気工事士の資格が必要となります。その場合、危険なので素人の修理は難しいでしょう。
ここでは、それぞれの方の交換方法と注意点について解説します。
■既存のものと同じ型で交換する
換気扇のサイズや形はタイプによって異なります。既存のものと同じ型の換気扇に交換する場合は、比較的作業もラクにできます。
交換手順は以下のとおりです。
・コンセントを外す
・換気扇カバーを取り外す
・ねじを取り、壁から換気扇を取り外す
・新品の換気扇を壁へ設置し、ネジ締めをする
・カバーを取り付け、コンセントを差す
注意点としては、コンセントプラグタイプであれば抜き差しで交換が簡単ですが、電源コードが内部にあるものや電線の結線を必要とするタイプは感電のリスクがあります。
また、電源結線工事は、国家資格の電気工事士が必要なため、持っていない方は作業できません。電気工事士には、第一種と第二種がありますが、家庭内での低圧工事であれば第二種電気工事士の資格を持っていれば作業可能です。
資格を所持していない方は、電気工事業者に相談しましょう。
■型を変更して交換する
換気扇の型を変えたい場合は、サイズも変わるため交換作業の難易度が上がります。
交換手順は以下のとおりです。
・換気扇カバーを取り外す
・ねじを取り、壁から換気扇を取り外す
・壁穴のサイズを交換品の換気扇に合うよう、壁穴を電動工具などで広げる
・新品の換気扇を壁へ設置し、ネジ締めをする
・カバーを取り付ける
注意点としては、電動工具など専門的な工具が必要になります。壁穴を広げる際にサイズ感を間違えると換気扇周りに隙間ができてしまいます。
隙間があるということは、換気扇の取り付けが不安定になり落下してくるリスクが高くなります。また、隙間から虫が宅内に侵入してくることもあります。
場合によっては、電気工事士の資格も必要になります。自分で壁穴を広げる自信のない方や専門工具を持っていない方は、専門業者に相談しましょう。
■位置を変更して交換する
換気扇の場所を変えて交換したい場合は、新規で換気扇用の穴あけが必要になります。場合によっては、電源を確保できるようにするために電気工事も発生します。
壁面から天井に設置場所を変えた場合、交換手順は以下のとおりです。
・既存の換気扇の取り外す(木枠などすべて取り外す)
・既存の換気扇が設置されていた開口をパテやモルタルなどで塞ぐ
・設置する天井面に新規で開口を作る
・天井内にダクトを敷設して排気口の穴をあける
・ブレーカーから電気の増設工事を行う
・換気扇とダクトを接続する
・電源ケーブルを結線する
注意点としては、設置場所の調査が必要となることがあります。
また「ダクトを敷設できるか」「電気配線を通せるか」など事前に確認が必要です。位置の変更を伴う換気扇の交換は電気工事士の資格が必要になることがほとんどとなるため注意しましょう。
換気扇交換作業のなかでも規模の大きな工事となるため、そうした面からも専門業者に依頼することをおすすめします。
トイレの換気扇は2種類
トイレの換気扇は主に、ダクトファンタイプとパイプファンタイプの2種類です。それぞれの特徴やメリットなどについて解説します。
■ダクトファンタイプ
ダクトファンタイプは、天井に設置されているのが一般的です。
天井内に配管が設置されており、換気扇自体もデコボコが少なくスッキリした見た目です。ただ、天井に埋め込まれているため、手入れの手間がかかります。
マンションなどの集合住宅への設置が適しています。天井埋め込みでダクトによって外気と接続されているため、外の風の影響を受けにくい点がメリットです。
天井埋め込み型やシロッコファンなどとも呼ばれます。
■パイプファンタイプ
パイプファンタイプは、壁面に設置されているのが一般的です。プロペラが付いている換気扇でコンセント一体型です。
トイレと外が隣接している住宅に向いています。取付工事やプロペラの取り外しも簡単なので、手入れの手間がかからないというメリットがあります。
壁掛け型やプロペラファンなどとも呼ばれます。
原因は汚れ?トイレの換気扇の掃除方法
換気扇が故障いた際の交換方法などについて解説してきましたが、実は、汚れが原因で不調を起こしているケースもあります。その場合、交換せずとも手入れだけで治ることも。
ここでは、換気扇からの異音別に考えられる原因と対処法、換気扇の掃除方法について解説します。
■「カラカラ」と音がする場合
プロペラが何かにぶつかっている可能性があります。小石などのごみであれば除去すれば解決できますが、プロペラなどの部品の変形が起こっている場合は交換が必要です。
■「ゴー」と音がする場合
換気扇内部にごみが溜まっていたり、汚れが付着していたりするとこのような音がします。多くの場合は、掃除することで解決できます。
■「キュルキュル」と音がする場合
プロペラの回転部分の潤滑油が不足していると考えられます。潤滑油は、ホームセンターなどで購入できます。潤滑油を足してあげることで、解決できます。
■換気扇の掃除方法
定期的に換気扇を掃除してあげることで、寿命を延ばすことにつながります。
以下の手順で掃除を行えば、あまり手間もかからないでしょう。
・電源を外す
・カバーを取り外す
・換気扇カバーの汚れは、ウェットティッシュや歯ブラシと中性洗剤で取る
・プロペラも歯ブラシと中性洗剤で汚れを取る(プロペラが取り外せないタイプは、歯ブラシで汚れを落とし、掃除機でほこりなどを吸い取る)
最初は手間取ることもあるかもしれませんが、慣れてくると時間をかけることなく掃除できます。
業者に換気扇交換を依頼した場合の費用相場
専門業者に換気扇交換を依頼した場合に、かかる費用が気になる方は多いでしょう。
換気扇の交換費用の相場について以下の通り解説します。
換気扇代金はパイプファンタイプが5,000~1万5,000円程度で、ダクトファンタイプが1万~3万5,000円程度です。
別途かかる換気扇の処分費は、およそ1,500円となります。作業費は、1万円~2万円程度が一般的です。
パイプファンタイプとダクトファンタイプで換気扇の費用が多少異なりますが、おおよそ1万5,000~2万5,000円のなかで収まるでしょう。
まとめ
今回は、トイレの換気扇の交換方法や費用相場などについてご紹介しました。
換気扇を交換する前にまずは、ごみなど汚れが付着していないか確認しましょう。汚れやごみが原因になっているケースもあるため、その場合は掃除することで解決できます。
掃除をしても解決できない場合は、交換も視野に入れましょう。換気扇の部品のみの交換でも1万~2万円程度がかかってしまうこともあるため、せっかくなら本体ごと交換することをおすすめします。
換気扇は、自分で無理に交換すると感電や換気扇の取り付け不良などが起きる恐れがあるため、業者に依頼したほうが安心できますよ。
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